【あらすじ】
集団強姦事件に巻き込まれて身も心も病んでしまい、引きこもりになってしまった白坂美桜(主人公・白坂大智の姉)
そんな美桜の為に主人公と両親は引っ越しを決意する。
新しい生活への不安もあったが、引っ越した先で日に日に元の明るさを取り戻していく姉の姿を見て、思い切って引っ越しをしてみてよかったと喜ぶ主人公と両親たち。
これでもう大丈夫だと心から安堵していた。
そう、友愛クラブの存在を知るまでは。
『救いなんてない』
⚠️ここからネタバレ注意⚠️
【感想】
もォ〜〜〜!とんでもなく凄かった!
「シナリオは面白いけどグロテスクで救いがなくて暗くて悲しくて凄惨で全てのエンディングがバッドエンドで全体的に鬱」と事前に聞いてはいましたけど、私が想像していたよりも遥かに凄かったです。
エロ方面は「暴力描写、性的虐待、SM描写、電流責め、猟奇的描写、男同士の性描写、近親相姦、薬漬け、スカトロ、ゲロ」と何でも有り。
女性の体を殴ったり蹴ったりスタンガンを使って電流責めしたり乳首や女性器を針でぶっ刺したりデカいドリルを女性器に突っ込んで串刺しにしたり体をばらばらに引き裂いたり主人公のイチモツをちょん切ったり男同士で致したり(エロゲだよね????)体にウンコ塗りまくながら致したり皿に脱糞してそのウンコを食わりたりともう本当に何でも有り。
こわい。
これを書いてる松茸はグロもリョナも苦手というかそもそも女性キャラの性描写を見るのが得意ではないので、パソコンの画面にどーーーん!と表示される性描写に何度も目があああああ!目がああああああ!してました。
女性キャラをすごく可愛く描けてるのでイラスト自体は好きなんですけど、男性向けのエロ描写が個人的にどうしても合わなくて。ごめんなさい。
いるか分かりませんが、実況してほしいと視聴者にお願いされてBLゲームを無理矢理やっている男性の気持ちが分かったような気がします。
あっ、スカトロ描写は予想外に全然いけました。
体にウンコ塗りまくってるシーンとかウンコ塗りすぎて逆に女性の体が見えにくくなるので、よかっと思います。はい。(?)
「女性キャラの性描写がそこまで苦手なのに何故にフラテルニテをやることにしたんですか?」って聞かれるとシナリオにめちゃくちゃ興味があったんですよね!(๑ÒωÓ๑)
最悪な気持ちになれる話が大好きなので。
そしてシナリオは私が期待していた通りすごく面白かったです!
エロシーンとかグロシーンが本当にとても多かったのでドッと疲れましたけど、トゥルーエンドが私好みの終わり方すぎて最高でした。
ぶっちぎりの鬱作品として語られてるので誤解されがちだけど、胸糞悪くなるようなラストではなかったよ!
悲しいは悲しいので凹みはするけど!
全てのエンディングがバットエンドで〆のシナリオであるトゥルーエンドも幸せになれるようなラストにはなってないですけど、エンディングのモノローグを見るに確かにそこに「救い」はあった。
と、私は思ってます。
⚠️更にネタバレ注意⚠️
【登場人物】
◆神村愛(かみむら めぐみ)
基本的に無表情で感情を表に出すことがない儚げ美女
TRUEルートまでやってフラテルニテで1番好きなキャラになりました。
序盤「ヒロインの中だと1番の天使。大地といっしょに幸せになってほしい。」
中盤「お前お前お前お前!!!!」
終盤「ああ...めぐみ....(´;ω;`)」
感情が忙しかった。
序盤の方は愛だけが友愛クラブから美桜を救おうとしてる大智の味方をしてくれるので、もう本当にめちゃくちゃ好きになっちゃいます。
周りが友愛クラブの信者だらけで誰も信用できねえ!になってる中で大智も愛のことだけは心から信用していました。
からの愛視点ルートで友愛クラブを本当に支配していたのは「園田」ではなく「愛」の方だったと判明します。
「黒幕」だと正体を明かしてからは大智がどんな反応をするか興味があるからと大智と芽生を監禁したり芽生を男たちに強姦させてる場面を大智に見せたりセックス中毒にした芽生と美桜を使って大智と近親相姦させたり大智の目の前で円夏を串刺しにしたりとありとあらゆることをやりまくっちゃいます。
やりすぎですよ愛さん。うん。
結果的に大智は心折られて廃人状態
そんな絶望の中で迎えるTRUEルート
大智の友愛クラブを潰す計画は完膚なきまでに愛に粉々にされたし美桜も芽生もセックスのことしか話さないし大智も心折れてるしで「ここまで来たらあとはもう破滅しか残ってなくない?」と私は思ってたんですけど、なんとですよ。
大智がですよ。
ここまで酷いことをされても「愛のことを助けたい、救いたい」と思っていた気持ちを取り戻して再度立ち上がってくれるじゃありませんか。
更には「俺はまだ君を救いたい」って気持ちを愛に直接伝えに行ってくれるじゃありませんか。
メンタルがすごい。メンタルお化け。
自分の正体やこれまでやってきたことを知ってもまだ「君を救いたい」と言ってくる大智にここで初めて愛が「何でよ!?あんた馬鹿じゃないの!」と嫌悪感丸出しのぶちギレ顔を見せてくれたのがすっ〜〜〜ごい!!!!よかったです!!!!
今までの愛は基本的に大智に対して真顔か悲しい顔しか見せることはないですし反応も「そう」「それで?」って感じだったので。
(松茸にとってはここのシーンが1番好きなシーンなので愛が本音を出してからの会話はスチルで見たかった)
愛が本音でぶつかってきてくれて、あれだけのことをされても愛のことを救うと言ってくれる大智がいて、これは希望的な終わり方もあるんじゃないかと思ってたんですよ。
思ってたんですけどね。
このタイミングで美桜が背後から現れて大智を刺すじゃございませんか。
んもォ〜〜〜!!!!!!
「フラテルニテ」はどこまでも「フラテルニテ」でした。
愛と大地のやり取りで崇拝する園田先生がいなくなったと知ってしまった美桜は錯乱、覚醒、大暴走。
「園田先生を返せ返せ返せ返せ返せェ!」
大智の次は愛をメッタ刺し。
〆には自分の首を刺してしまう。
ああ!もう!結局こうなっちゃうの!?と思いましたけど、今までのバッドエンドと違ってTRUEルートは友愛クラブの問題に一応?決着をつけてくれましたし、大智が死ぬことはなかったですし、何より愛が最期に心の中で大智に対して思っていた本音が松茸にとっての救いになったので、悲しくはなりましたけど個人的には「胸糞悪い!鬱になる!」とはなりませんでした。
「私に救いはない」「救いなんて求めてない」と愛は言ってましたけど、少しでも大智の存在が愛にとっての救いになっていたと信じてます。
あとエロ描写が基本的には過去の性的虐待ばかりなのがキツかった。
園田夫妻イカれてる
大地が優しく愛を抱くエロシーンは神
女性との性描写が苦手な私から見てもすごくいいシーンだったなって思います。
【好きなセリフ】
「私を救うと言ってくれて、普通の女の子のように抱いてくれて、嬉しかった」
「ありがとう___」
ああ、ああ、ああ(´;ω;`)
◆白坂美桜(しらさか みお)
友愛クラブの信者になってしまったお姉さん
園田>>>>越えられない壁>>>>家族
トラウマは乗り越えられたけど友愛クラブのせいでセックス依存症になってしまったので、もうず〜〜〜っとセックスしてた。
園田に命令されれば売春でも殺しでも何でもやる。
集団強姦事件に巻き込まれて自殺を考えていた時期に親友の友佳に出会って本来の優しさと明るさを取り戻すも、結局あの末路。
どうすれば大智はお姉さんを救えたんだろう。
最後まで大智の気持ちが美桜に伝わることはなかったので、ただただ悲しかった。
◆星野円夏(ほしの まどか)
元気で明るいポジティブ少女、愛の親友
友愛クラブに出会ったことでマゾに目覚める
見た目だと円夏がフラテルニテで1番好きだったので攻略するのを楽しみにしてたんですけど、大智に恋をすることなんて一切なかったです。
SM描写のMを担当してるので、基本的に円夏のエロ描写はめちゃくちゃキツめ。
しんどかった。
洗濯バサミで挟まれたり鞭で体をぶたれたり針で股間を刺されたりと痛いことをされるのが大好きなので、最終的には大型ドリルで串刺しプレイの域に到達してしまいます。
どうしてこんなことになっちゃったの。
担当声優の橘まおさんが「円夏のような最期を迎えないように皆さんも尾行はしないようにしてください」と仰っていたので、尾行には気をつけようね!(?)
◆菱木紗英子(ひしき たえこ)
品行方正な生徒会長 桧垣くんとは幼馴染
主にフラテルニテのスカトロ描写を担当してます。
自分よりも格下の薄汚い男に汚されたい願望をお持ちなので、浮浪者に抱かれたりウンコぶりぶり出したり顔面にオシッコぶっかけられたり主人公と体中にウンコ塗りたくって致したりするよ。
糞尿好きな方は必見です!
個別エンドでは重度の薬物中毒になってしまい、まともな意思疎通も出来なくなったのでスナッフフィルムのネタに使われるという壮絶な最後を遂げてました。
ウンコ漏らす描写もちゃんとあるよ。
TRUEルートでは最後まで無事に生き残ってます。
薬のやりすぎには気をつけてほしい。
発散したくなったらウンコにぶつけなさい!ウンコに!
◆戸田心音(とだ しおん)
同級生にいじめられている少女
いじめられっ子ポジションなので、円夏の次に痛いことされる描写が多め。
公式サイトに「いじめられている不幸を嘆きながらもどこか悲劇に酔っている様子で〜」と書いてあったのでイラッとくるような性格してるのかと思ってたんですけど、いじめられてる描写があんまりにも可哀想すぎて個人的にはそんな風には思わなかったです。
友愛クラブから彼女を救うことを優先すると戸田さんルートになるんですけど、個別エンドは舞子と奈津美と理恵とその取り巻きにひたすら暴行されまくって最後に頭ぱかーん!されてるので、本当に胸糞悪い。
めちゃくちゃ色相濁りました。
「フラテルニテに登場してるキャラは全員が酷い目に遭ってますけど、舞子と奈津美と理恵にはなんにもないんですか!?」
「あの3人にこそあるべきじゃないかと私思うんですけど」
なんてぶちギレれてたら別ルートの方でちゃんとあったので、いじめっこをわからせるのが好きな方?もご安心ください。
流石フラテルニテ....誰も逃しはしなかった....
「白坂先輩!私、すっごく嬉しいんです!」
「だって、だって!みんなとこんなに仲良くなれたんだもの!ふふっ!ふふふふっ!」
う、うん、よかったね。
◆桧垣瑛(ひがき あきら)
生徒会副会長の美少年 菱木さんとは幼馴染
「出番少なめの親友キャラ」だと思っていたんですけどまさかの心は女性で男性と致してるシーンまであったので、めちゃくちゃビックリした。
エロ描写はフェラしてるのがあるくらいだと思っていたらガッツリ致してるのまであったので、更にビックリした。
エロゲーで男同士の性描写があるのって男性的にはどうなんだろうと思い感想を検索してみたら「ドリル串刺しよりキツかった」と書いてあって「ですよね」と。
個人的には男同士の性描写は全然見られるんですけど、女装男子が性癖に刺さらなかったので、基本的に瑛さんのエロ描写は無の気持ちで見てました。
女装男子の性描写が好きな方ならすごくシコれると思うので、おすすめ(?)です。
◆小西千喜(こにし ちはる)
容姿がコンプレックスの心優しい少女 出番少なめ
美桜と大智が致してるシーンに唐突に登場するので、大智も「誰????」ってなってるし私も「誰????」ってなってた。
絶対最初に死ぬポジションとか悲惨な目に遭うキャラだと思ってたんですけど、全然そんなことはなかったです。
逆にフラテルニテの女性キャラで唯一救われたキャラでした。
フラテルニテに登場するキャラは基本的に全員が凄惨な末路を迎えてますが、彼女だけは逆に大智と致したことで自信が付いたからと何事もなく友愛クラブから抜けられてるんですよ。
全くというほど酷い目に遭わないので、千喜ちゃん好きな方は安心してフラテルニテをプレイしてね。
大智とのエッチなシーンもあるよ!
◆小野田友佳(おのだ ゆか)
美桜の親友であり美桜を友愛クラブの信者にした元凶
園田にこれこそが真の救いだと騙されてフラテルニテの最初の犠牲者になってしまう。
お腹ぶった切られて顔射されてました。
そこまで好きなキャラじゃなかったのと1番最初に退場するキャラなのでこれくらいしか書くことがなかった。
◆白坂芽生(しらさか めい)
大智と美桜の妹 フラテルニテの癒し枠
だと思っていたんですけどセックス依存症になってからはセックスセックスしか言わなくなるし大智がしてくれないと深夜に家を抜け出して自分からセックスしてくれる男を探し出す始末なのでなんかもう暴走っぷりがすごかったよ。
「ねえお兄ちゃん!セックスしようよォ!セックス!セックス!」
「なんでセックスしてくれないの?ねえ?なんで?セックスしようよ!セックス!」
うるせえ!!!!←
個別エンドでは「セックスしよう!セックスセックス!」としつこく誘ってもセックスに応じてくれない大智に腹を立てて大智のイチモツを切断してしまいます。
因みに切断したイチモツは芽生がオナニーするのに使ってました。
「あれ?なんで前みたいに硬くならないの?芽生とセックスしてよォ!」
狂気
◆白坂大智(しらさか たいち)
白坂美桜の弟 フラテルニテの主人公
友愛クラブに美桜を利用されても、芽生にまで手を出されても、どれだけ酷いことをされても、それでも最後まで愛を救うことを諦めないその姿は本当にカッコよかったです。
傷だらけの愛を優しく抱きしめて「俺が助けてみせる」「俺が必ず君を救って見せる」「誰かが救わないといけないなら俺が救う」と言ってるシーンはフラテルニテの中でも私が選ぶ2番目に好きなシーンです。
(1番はTRUEルートでの終盤のやり取りなので)
この時点だとまだ愛は本性を隠してるので涙流してるのとか完全に大智を騙す為の演技なんですけど、それでもスチルとテキストが好きすぎて何度も見てしまいます。
愛のことを最後まで救おうとしてくれて本当に有り難う!
大智がいてくれたことで救いは絶対にあったよ!(´;ω;`)
【個人的総合評価】
シナリオ:★★★★★
イラスト:★★★★★
痛い描写:★★★★★
エロ描写:★★★★★
胸糞描写:★★★★★
救い:★(TRUE END)
グロもリョナも苦手でそもそも女性の性描写が好きじゃない私でも最後までプレイ出来たので、グロ・リョナ・スカトロ・胸糞要素に耐性のある男性の方ならシナリオ面白いですし楽しめると思います。多分。
あっ、男同士の性描写ですけどガッツリ致してるので、そこだけはご注意ください。
では、また次の更新で!(๑ÒωÓ๑)